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どこかのほほんとした見た目の真逆を行くような「攻め」のロックをかき鳴らす、音速ライン。昨年に続いて今年もRIJFのスタッフTシャツを着て登場! 4つ打ちのビートにありったけの切なさを乗せた“旅ガラス”の後はこれぞ音速ライン!なキラーチューン“逢瀬川”。キャッチーなリフと滑らかなメロで心をぐっとつかんで、サビで一気に爆発させるという、非常にオーソドックスな展開なんだけど、切なさ満開のグルーヴが琴線に触れすぎてなんか泣きそうになるのだ。続く“街風”では途中でお客さんも一緒に合唱、テンションは最高潮!……と思いきや「いやあ~、晴れてよかったねぇ~」なんて脱力なMCでいきなり和む。だが、このギャップも彼らの重要な魅力。“逢いたい”、そしてラストは“みずいろの町”と怒涛の名曲連打で、観客のアドレナリンも大噴出! ドキドキしっぱなしのステージだった。(林敦子)