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会場も天候もいい感じであったまってきたLAKE STAGEに登場したのは、“マタアイマショウ”でおなじみSEAMO! 「どうもー、Hey! Say! 7です」という挨拶をかました後、まずは天狗スタイルで“Brotherhood”“天狗祭りのテーマ”をパフォーマンス。SEAMOの叙情ヒップホップな側面しか知らないお客さんはびっくりしたかも知れないが、ユーモアと下ネタを融合させたラップは彼の真骨頂でもあるのだ。SEAMOがお下劣な言葉で客席を煽るたびに若い女子たちが大喜びする姿は実に気持ちがいい。この「観客一体型」パフォーマンスはこの後もとどまることがなく、“マタアイマショウ”では誰もが知ってる泣きのサビをオーディエンス全員が合唱し、新曲“Fly Away”ではコール&レスポンスが鳴り響く。さらに“ルパン・ザ・ファイヤー”、ラストの“Cry Baby”と、ヴォルテージマックスのまま幕を閉じた。ターンテーブルと1本のマイクだけでこれだけ緩急自在なアクトができるのは、SEAMOのスキルの高さはもちろん、「観客と一体になって音楽を楽しみたい」という純粋な欲望が底にあるからだろう。真夏の空の下に相応しい極上エンターテインメントをありがとう!(上田智子)