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数々のアーティストの敬愛を受け、いぶし銀の輝きを放ち続ける日本ロック界の至宝・Theピーズが、ひたちなかに帰ってきた! サウンドチェックが早々に終わり、「おい、早くはじめねえと雨降ってくるぜ!」と、開始10分前から、はる(Vo&B)のトークショーが始まる。「OK! あと1分ではじめるよ! Theピーズです!」という威勢のいいはるの声で始まったのは、“生きのばし”! “とどめをハデにくれ”では、「いくよーぃ! 踊り跳ねてくれ!」というはるの声に導かれ、サウンド・オブ・フォレストが揺れる、踊る! 6月にリリースされた『'09初夏盤』に収録されている“ロンパリンラビン”“絵描き”など、新旧の名曲を、エネルギッシュで性急に披露していく。色褪せることのなく輝き続ける楽曲たちと、リフ、ドラム、ヴォーカルすべてが怖いくらいにピタッとキマる演奏に、胸が高鳴る。ラストは、“体にやさしいパンク”! ステージを降りるまでの35分間、まったくブレることのない、圧倒的な存在感を放ち続けていた。RIJ10周年というメモリアルに、緑にかこまれたサウンド・オブ・フォレストという場所でTheピーズと過ごせた時間は、何よりも最高だった。(岡崎咲子)