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THE BOOM圧勝! 楽園のフェス空間が生まれたとき 
13:40 GRASS STAGE

空は雲ひとつない青空となり、しかしやわらかい風がフィールドを駆け抜けていく中、THE BOOMはステージに登場した。そして1曲目は何と、“星のラブレター”。今のTHE BOOMの音楽性とは異なる初期のフォーク・バラードを、シンプルなバンド編成で淡々と披露。その懐かしさに、古くからのファンを中心にあちこちで合唱の声が沸き起こる。飲食エリアからも続々と人が駆けつけてくる。そして場内が万全の体勢になった中で、ホーン・セクション、コーラス、パーカッション投入の「THE BOOMチーム」本編のステージが始まる。爽快なファンクネスを1、2曲展開し、MCを一旦交えた後、普遍の沖縄童謡とでも言うべき“からたち野道”が場内にジーンと染みわたる。そして、三線に持ち替えた宮沢を軸に、ステージは一気にヒートアップ。いつしか完全に人で埋め尽くされている客席を「ええじゃないか、ええじゃないか」一色で塗りつぶす様は圧巻、というか壮観。そしてとどめは“風になりたい”。あのラテンのリズムになぜこんなにも人が踊らされ、心が揺さぶられてしまうのか。場内に再び大合唱が沸き起こると、シート・ゾーンから、テント・ゾーンから、最後尾から、さらに続々と人々が駆けつけ、その幸福の光景に思わず涙をジンワリと浮かべながら、皆が皆とてもいい笑顔をしている。そしてラスト・ナンバー、“島唄”。宮沢のアドリブを利かせた熱唱で場内を圧倒させながらも、サビではこれまた会場全体がゆらゆら体を心地よく揺らせながらの大合唱。この日、初めて「フェスティバル」の空気を持ち込んだのは、文句なしにTHE BOOMだった。個人的にお目当てのバンドがそれぞれあるであろう客席を、すべて立ち上がらせ歌わせ笑顔で埋め尽くした彼らこそ、まさに音楽の楽園だった。(14:50 GRASS STAGE)
フィールド完全制覇!見渡す限りの人波! フェスだ、祭りだ、ブームだ、踊れ~!
今日は家族連れも多いです。ナイス笑顔! ブームを観に来ました