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サポートメンバーを入れた5人全員が、黒マントをはおって登場。それを脱ぐと、全員ネクタイ姿。初のトリへの気合のほどがうかがえる。ひときわ盛り上がった“ワンダーフォーゲル”では、途中岸田が歌をとめ、とてつもなく嬉しそうな顔でギターをかきむしる場面があった。言い知れないあったかい感情が広がっていく。岸田が風邪気味で体調が思わしくないというハンデの中、ラストで絶唱した“街”は、いつも以上に切実で、体の中のあらゆる感情を爆発させているようだった。(小松香里)