メニュー




今年のROCK IN JAPANも、気付けばSOUND OF FOREST登場は3組を残すのみ。そこで登場は、出場のたびに愛に溢れた最高のグルーヴを感じさせてくれる曽我部恵一BAND! メンバー全員の円陣気合入れに続く “恋人たちのロック”“トーキョー・ストーリー”から、いきなりのフルスロットル。スウィートなのに逞しい曽我部のヴォーカルが、森の空気をビリビリと震わせる。長髪を振り乱したメンバーたちが演奏しながら跳ね回り、最高に楽しい空気が渦のように生まれて、あっという間に観客を巻き込んでしまう。新アルバム『blue』からの曲“センチメンタルな夏”を挟んで、おなじみ“テレフォンラブ”のコール&レスポンスへ。この1年、ツアーでひたすらライヴを重ねてきた彼らはその幸福感をそのままに、とにかくテンションが途切れない。最後の“サマー・ソルジャー”はやっぱり素晴らしかったけど、その前の“キラキラ!”みたいな新曲が、途切れない彼らのクリエイティビティを示しているようで嬉しかった。(松村耕太朗)