日本が世界に誇るロックンロール・バンド、ギターウルフが5年ぶりにRIJFに帰ってきた!!　映画『仁義なき戦い』のSEをバックに、革パン・革ジャン、サングラスで現れた3人を見て狂喜の叫びを上げる会場。セイジさんの「いくぜ！　ひたちなかベイベー!!」のシャウトを皮切りにぶっぱなされたロックンロールの弾丸は、瞬時にしてオーディエンスを興奮の波に巻き込む。ロマンティックな詞が炸裂する“UFOロマンティクス”、新ベースのUGの叫びがこだまする“ジェット13”と来て、「よく来てくれたね!!」のセイジさんの一言を挟み、アドレナリン放出必至の“ジェットジェネレーション”も投下、会場のテンションはもううなぎのぼり。たった3つのコードで生み出されるこの3人の男たちのロマンと情熱とロックンロールは、なんでこんなに胸を焦がすんだろう？　汗だくになりながらも前を向いてギターをかき鳴らし、ツバを飛ばし、嗄れよとばかりにシャウトを続けるその姿は、カッコいい以外の何者でもない。どこを切っても純度100％のロックンロールを思う存分爆発させたギターウルフ。アンコールの“オールナイトでぶっとばせ!!”で完全燃焼、トリの迫力を存分見せ付けるステージとなった。（林敦子）