メニュー



1日目のWING TENT、トリを務めるのは各方面から若手No.1要注意バンド、との呼び声を受けまくっている絶好調の4人組、9mm Parabellum Bullet! ふわふわのパーマヘアを振り乱すフロントマンの菅原卓郎を筆頭に、彼らが音を鳴らし始めた瞬間に、テントの空気が鋭角に変わる。荒々しくカッティングされるギターのリフに、振り絞られる歌声と性急なリズムが絡まって、青々しいセクシーさが立ち上る。テレビで流れまくっていた“The World”もいいけど、もっともっと暴れまくる“Mr. Suicide”や“(teenage)disaster”のような曲にこそ彼らの真髄はある。そう思わせるほど、曲を重ねるごとにオーディエンスが渦のような熱気と共に盛り上がっていく。ラスト“sector”までの8曲を渾身の力で叩きつけ、アンコール曲は“Talking Machine”! とにかく貴重なロックの「現場」に立ち会ったような、そんな熱いステージだった。(松村耕太朗)