サウンドチェックの段階でメンバー全員ステージに登場し、「ひたちなかー!」と叫んだり、オアシスの“Champagne Supernova”や“Wonderwall”をカヴァーしたり、早くもオーディエンスを沸かせていた[Champagne] 。定刻になって、再び彼らがステージに姿を現すと、オーディエンスは歓声と同時に大爆笑だ。川上洋平(ギター&ヴォーカル)は浴衣姿に「ROCK」の文字サングラスを着用、さらに庄村聡泰(ドラム)は海パン一丁! ROCK IN JAPAN初登場にして、いつになくコミカルないでたちの[Champagne]だが、ライヴが始まるや、シャープでハイセンスなロックでオーディエンスを熱狂させていく。“Yeah Yeah Yeah”でオーディエンスとの巨大なコール&レスポンスが決まると、“She's Very”のイントロでは、川上と白井眞輝(ギター)が掛け合いしている後ろで庄村が平泳ぎの身振りを延々続けるナゾのパフォーマンスを見せつつ、WING TENTいっぱいに集まったオーディエンスを酔わせていく。「実は去年も我々はここに来ていたんですが、裏で飯を食って帰っただけでした(笑)。今年はしっかり仕事して帰ります!」と川上。彼ら自身もこのステージを思い切り楽しんでいるのが一挙手一投足から伝わってくる。「ではここでとって置きのさわやかな歌をプレゼントしたいと思いまぁす!」と“Don't Fuck With Yoohei Kawakami”を炸裂し、最後は先月リリースしたばかりのニュー・シングル“city”でフィナーレ……と思いきや、タイミングが合わずに仕切りなおし。「ただじゃ終わらないからな!」と川上の言葉に続いて再び演奏がスタートすると、オーディエンスの盛り上がりは最高潮に。エッジーかつ肉質的なロックとエンターテイメント性あふれるパフォーマンスで、灼熱のWING TENTを熱く暑く盛り上げてくれた[Champagne]に乾杯!(大山貴弘)
[Champagne] のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ