RIJF2日目、初日に引き続き、どんどん暑くなってきた! もしや原因はネクストアクトか!? そう、昨年はLAKE STAGEに登場したORANGE RANGEが、今年はGRASS STAGEに登場! はやる気持ちを抑えられないオーディエンスのハンドクラップが鳴り響く。そこにいよいよメンバーが登場! 全員でドラムに向かい、1曲目は“Fever!”。いきなりフィールド中をジャンプで埋め尽くす。ヴォーカル3人も、上手に下手に動き回る。あっという間に、お祭りと言うに相応しい状況に持っていってしまった。MCでは、RYOが「すげぇいっぱい来てるね。こんな楽しいフェスはないです!」と笑顔。そして自らタオルを掲げると、オーディエンスも頭上でタオルを用意。はじまったのはもちろん“TWISTER”! さらに、“ロコローション”、“上海ハニー”と、アゲアゲのヒットチューンで攻め狂う。熱狂するフィールドに、RYOが「ヤバいっすね。ロッキン! 楽しい。どうですかHIROKIさん?」と振ると、HIROKIは「おーい、後ろの人! 前の人! ……凄いね。ある意味、頭おかしいよね(笑)。みなさんもがっつり楽しんでいってください!」と呼びかける。しかし続いてRYOに振られたYAMATOは、「どうもこんにちは、少女時代です!」と見事にオチの役を務めていた(!?)。かと思ったら、「この太陽あぶないから、みんな気を付けてよ。♪イケナイ太陽~」と歌ってくれるサービスっぷりが嬉しい(しかも何度も!)。最後は、NAOTOもYOHも前に出てきて、全員体制で盛り上げた“キリキリマイ”から、 RYOが「みんなでこの曲を歌って終わろうぜ!」と言って、“ビバ★ロック”でフィニッシュ。《世界中ほら 笑ってる空》――今、この楽曲でライヴを締め括ってくれたところに、彼らの気持ちを感じずにはいられなかった。演奏が終わってもYAMATOは、「まだ帰らないでしょ、またね。熱中症に気を付けてよ」と、隣のお兄ちゃんみたいに長々とオーディエンスに話しかけていた。大舞台を掌握できる楽曲とパフォーマンスの力があり、だけど距離が近く感じる親しみやすさもある……。彼らが世の中に現れて暫く経つけれど、その良さを今こそ改めて感じられたライヴだった。(高橋美穂)
ORANGE RANGE のROCK IN JAPAN FES.クイックレポートアーカイブ