快晴の2日目、LAKE STAGEは朝から超満員! 高々と響き渡る「ラジオ体操」のSEに合わせてLAKE STAGE満場のラジオ体操!……の中、いよいよORANGE RANGE登場。「次はみんなで、バカになる体操!」と一足先に浮き輪&アクアラング姿で誰よりも夏真っ只中なHIROKIの絶叫から“お願い!セニョリータ”で一気に灼熱ダンス・ワールドへ突入! 「見てください、空! なんじゃこりゃって感じでしょ? みんな、夏好きですか、夏!」と呼びかけるRYOは目にも鮮やかなハッピ姿。ただでさえ快楽のカタマリのようなORANGE RANGEの音楽が、今この場所だからこその祝祭感と一体となって、血沸き肉躍らせ胸焦がしまくる最高のミクスチャー・ロック・ファンファーレとなって渦巻いている。“Hello Sunshine Hello Future”の涼やかなビートとメロディに応えて、LAKE STAGE一面に揺れるハンドウェーブ。サイレンが煽る焦燥感すら歓喜の素材として鳴らしてみせる“Warning!!”……何物にも囚われず、何物も譲らず、ポップで鋭利で自由奔放でワイルドな才気をぶん回してみせるレンジの佇まいが、降り注ぐ陽射しより格段に眩しくLAKE STAGEを照らし出していく。 「楽しんでる? 暑いね! もう脱いでもいいよ、この際!」と熱気あふれる会場に話しかけるHIROKIに「じゃあ脱いでもらおうか!」と突っ込むRYO。「なんでやねん! や、俺はいいよ? でも、脱ぐんだったらみんなも脱いでくださいよ!(笑)」とTシャツ脱ぎ捨てオーディエンスへ投げてみせるHIROKI。“サディスティックサマー”からライブはさらなる絶頂へ。「こんなに暑いのは太陽のせいだよ!」のRYOのコールから“イケナイ太陽”へ雪崩れ込み、さらに“上海ハニー”投下!でLAKE STAGEがぐいぐい揺れる。 「この10年、みんなの力に支えられてきたと思います。15年、20年とつないでいくために……」というRYOの言葉とともに響かせたラスト・ナンバーは“以心電信”。一面のジャンプがひときわでっかく大地を揺らす。LAKE STAGE・2日目、一発目からクライマックス状態!(高橋智樹)
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