灼熱のLAKE STAGE。こんな時は、思いきってパーティに振りきらせてくれる、あの男の登場を待つしかない！　その名はLOW IQ 01！　SEが流れると、日差しにも負けない歓声が起こる。MASTER LOWのメンバーに続いて、最後に登場したイッチャンは上下揃いの夏らしい衣装！ そしていきなりサックスを手に、「踊ろうぜ！」という言葉から“FIREWORKS”に突入！ もちろん、フィールドは後ろの方までダンス、ダンス、ダンス！ 何て夏らしくて粋なオープニングなんだ！ 続いて、改めて「行きまーす！」という言葉から、“T・O・A・S・T”。わかってるオーディエンスが集まっているらしく、お決まりのハンドクラップも、気持ちいいくらいばっちり揃う。イッチャンもステージを上手に下手にくるくると踊りながら歌う。そして「GO!」という叫びからは、最強にアグレッシヴな“A.A.A. (Again And Again)”。こんな暑さの中で、こんな高速ビートを叩けるTDC、凄すぎる！ 終盤には再びイッチャンがサックスに手を伸ばし、NARIと向き合って激しく吹き合ってみせる。
最初のMCでは、「まぁ、見ての通り暑いですよね(笑)。暑いけど、いい感じで飛ばしていっちゃうからね！ 倒れないで、ほどほどに全開で来てね……ほどほどに全開って何だよ(苦笑)。気持ちは120％全開でいきます！」と、自らツッコミも交えて(笑)、“RULES”へ。気付けば陽は陰り、風も吹いてきた。オーディエンスも、大勢で肩を組んで踊っている。イッチャンも、イッチャンのオーディエンスも、楽しむプロだとつくづく思う。「やっと涼しくなってきたね。やりやすい？ もうちょい付き合ってくれる？」と言うと、「笑って！」というリクエストが飛んだらしく、「にっ」と笑ってみせるお茶目なイッチャン。「夏なんで、せっかくなんで楽しみましょうよ。ありがとね」という言葉からは、みんな大好き“LITTLE GIANT”。ラストの“Master of Ceremony”まで存分に踊らせて、涼風さえも呼んでしまった稀代のエンターテイナーは、手を振ってステージを去っていった。(高橋美穂)