『ROCKIN'ON JAPAN』8月号に登場してから約5ヶ月ぶりのインタビューとなった緑仙。シーンに新たな風を吹き込むどころか、緑仙自身がその風となり人々の想像を超える境地にまで到達している。
前回のインタビューから半年も経っていないにもかかわらず、さらにパワーアップして自信に満ち溢れた緑仙に驚きを隠せなかった。改めて緑仙はVTuberの域を超え、いちアーティストとして広い世界を見据えているのだとインタビューを通して実感した。
最新アルバム『ゴチソウサマノススメ』では、前作の『イタダキマスノススメ』に続き「食事と人生」をテーマに人生の後半戦を描いた作品。生きてる以上必ず迎える「死」をテーマにしたアルバムラストの曲”終着駅から”は、緑仙がありのままの気持ちを歌詞にした、涙が出そうになるほどあたたかくて愛情に溢れた曲である。
この曲は緑仙自身が「死」を身近に経験したことでできた楽曲で、インタビューでは「これまでの自分は思ったことを言葉にするのがすごく苦手だったんだなということに気づいた」と語っていたが、緑仙が自分自身の感情をさらけ出したことで多くの人が救われていると思う。素直な悲しい気持ちがありつつも、残してくれたものや愛を感謝に変えて前に進み続ける。そんな前を向く気持ちが、終着駅「から」というタイトルにも繋がっているのだろう。
今年はCOUNTDOWN JAPANにも初出演が決まっており、益々アーティストとしての活躍の場を広げている緑仙。まだまだ勢いが止まらない緑仙の活躍が楽しみで仕方がない。
人間の想像を超えたステージが待っているであろうCDJを観るその前に、是非rockinon.comのインタビュー記事を通して緑仙のあたたかくて人間味溢れる純粋な心を受け取ってほしい。(伊五澤紗花)
飛ぶ鳥を落とす勢いでパワーアップし続ける緑仙! 最新作『ゴチソウサマノススメ』で得た自信と確信をじっくり語ってくれました
2024.12.09 11:00