アイドルという言葉が何度も書き換えられていく時代にあって、彼女は“モーニング娘。”という名前の重みを、誰よりも長く、引き受けてきた。
ROCK IN JAPANが、まだ“Jフェス”なんて呼ばれていなかった時代から、生田の姿はそこにあった。
つんく♂イズムを肌で知り、フェス文化にも飛び込み、アイドルの可能性を地道に広げてきたひとりの表現者が、ステージを降りたということだ。
それはきっと、“ロック”と呼ぶにふさわしい生き方だったと思う。
長いモーニングの歴史を紡いでくれて、本当にありがとう。
お疲れ様でした。
(古閑英揮)