今月号はフー・ファイターズ、スマッシング・パンプキンズ、レディオヘッド、ミューズ、トゥール、スリープ・トークンにチープ・トリックと、ロック満開の号になった。来日公演もフーファイ、スマパン、ミューズ、チートリに足を運んでロックの波動とエナジーを浴びまくった。2,3年前まではそうしたロックの大箱のライブに行くと自分を含めて年齢層高めの往年の客しかいなくてなんだかしみじみすることが多かったが、オアシスが起爆剤になって最近は下の世代のレジェンド詣での動きが盛り上がってきて、30代、20代の客がしっかりと乗っかってきて、会場のサイズもワンスケール大きくなってもソールドアウトすることが増えている。素晴らしいね。
往年のバンドだとしても、若手バンドだとしても、そこにロックのエネルギーがあるかどうかが全てなのだと思う。往年のバンドがただの懐メロ大会をやるだけだったらそんなものは意味ないし、いくら若手バンドで客も若者たちだったとしてもそこに爆発するエネルギーがなければ意味がない。ロックを求めて、リスナーもバンドも世代を超えて行き来し合う時代に向けて、今年のロック来日ラッシュがいいきっかけになることを願ってやまない。(山崎洋一郎)
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