その「見えない壁」のなかにロックバンドとしての尊い信頼感があった気がして、それは大切なものだった気がしていた。
でも、その壁がバンドとお客さんの気持ちがひとつになったうえで取っ払われた感じが、セトリからも、曲の繋ぎからも、演奏からも、ひとつひとつの音の鳴りからも、バンドとお客さんの間のあらゆるコミュニケーションからも感じられた。
しかも、そのうえでおいしくるメロンパンというロックバンドの永遠に変わらない信頼感も感じられる、そのバランスがとても新しい。
来年から、また新しいツアーが始まる。
今のおいしくるメロンパンは絶対観たほうがいい。（古河晋）