デヴィッド・ボウイ、鋤田正義写真展“TIME”に陶酔…


ボウイの美しさと品格を世界中の誰よりもわかっている写真家はやはり鋤田正義だ、と改めて感動し、胸が高まる写真展“TIME”。72年の黄金期から、40年以上にわたってボウイを撮り続けた歴史を感じさせる写真の数々に溜め息が……。モノクロ写真だからこそ、よりグリッターな輝きが伝わってくるという魔法にわくわくする。
現在、青山スパイラル1Fにて開催中(しかも入場無料)。会場構成は、CUTのアートディレクター中島英樹が手掛けています。
9日(火)までなのでお早めに! 7日(日)は、鋤田さんとリリー・フランキーとのトークショーも開催。

それから、最新号CUTでも紹介しているように、中島さんがアートディレクションを務める「ヴァンヌーボ×15人の写真家」展にも、鋤田正義さんの『ヒーローズ』のボウイ写真がバーンと展示されています。和服姿で赤い薔薇を持ったバルテュスの、篠山紀信さんの写真も、今年バルテュス展で観たばかりだったのでときめきました。紙の風合いと印刷再現性を兼ね備え、印刷用紙の歴史を変えた、と言われる高級印刷用紙ヴァンヌーボと15人の名匠の写真との饗宴。色校なども展示されていて、印刷に関わっている人には絶対興味深いはず。17日(水)にはトークショーも開催。こちらは神保町の竹尾 見本貼本店にて、1月13日(火)まで。
https://www.takeo.co.jp/exhibition/mihoncho/detail/20141120.html (井上)
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