発売中のCUT7月号で、杉野遥亮さんへのインタビューを敢行しました!
7月12日スタートのドラマ『ばらかもん』で、GP帯ドラマ初主演を務める杉野さん。その意気込みを、本作の舞台である五島列島でクランクインしたばかりの杉野さんにたっぷり語っていただきました。以下、一部抜粋してインタビュー内容をご紹介します!
初主演ということで、最初はすごく――現場を引っ張っていかなくてはとか、こうしなくてはいけない、ああしなくてはいけない、と自分の中で意気込んでいたのですが……撮影が始まって1、2日ぐらい経って、そういうのは必要ないのかもと思うようになりました。今は「楽しくやれればそれでいいかな」という気持ちになっています。こういうふうに主演をさせていただけるのは本当にありがたいことですし、キャストの中では僕がいちばん作品に関わる時間が長いので、何か話し合うべきことがあったら積極的に伝えていこうと思っています
杉野さんが演じるのは、都会で生きてきた孤高の二世書道家・半田清舟。それまで杉野さん自身は書道経験が全然なかったそうですが、作品タイトルの「ばらかもん」を書いてみて、書道家と俳優が通じると感じた瞬間があったと言います。
「ばらかもん」という字を書いたときに、最初、うまく書きたいとか、きれいに書きたいとか思っていたんです。でも、そういう思いで書いた字を自分で見てみると、ダメだなって思うんです。書道のうまい/下手ってよくわかっていなかったんですけど、自分で書いてみると、「きれいな字ってあんまりいいと思わないなあ」って、ちょっと感じました。それで何枚も何枚も書いていると、ほんっとにしんどくなってきて(笑)。何を書いているのか、わからなくなってくるんです。でも、そんな中で書いた一枚が、あとからふと見てみると意外とよかったりして……ああ、書道は芸術なんだなあって実感しました。自分がやっている仕事も、そういう瞬間っていっぱいありますから。なんかこう、無になる瞬間とか、邪心や邪念がなくなった瞬間とか。そういうところが(書道家と俳優は)通じるのかなあ、なんて思いました。まあ、書いているときは必死でしたけれど
『ばらかもん』への意気込みはもちろん、俳優としての現在地が見えるキーワードも語ってくれた、そんなインタビューになったと思います。
さわやかな青空の下で撮ったフォトストーリーと合わせて、ぜひ誌面をチェックしてみてください!(山下茜)
CUT7月号は現在以下にて購入可能です。