CUT8月号に、菅田将暉さん×牧達弥さん（go!go!vanillas）×タイヘイさんのスペシャル鼎談を掲載しています！ 今回このお三方に集まっていただいたのは他でもない、菅田さんの最新アルバム『SPIN』、そして本作収録曲“くじら”について伺うため。アルバムとしては前作『LOVE』から約5年の月日を経て堂々完成した本作の制作背景を、たっぷり語り合っていただいています。
もともと菅田さんのバンドメンバーのタイヘイさん（Dr）は、本制作の中核を担う人であると同時に、菅田さんと牧さんを出会わせた張本人。タイヘイさんを介して出会い、そして、牧さんが菅田さんへ、人生で初めて楽曲提供した“くじら”は、フジテレビの2024アスリート応援ソングにも抜擢。コラボを超えた魂のシンクロはいかにして生まれたのか？ ”くじら”誕生の秘話を、以下一部抜粋してご紹介します。
（菅田と）最初に話した時に「くじら」ってワードが出てきて、それがきっかけになって作っていったんですけど、結果としてこれは、菅田将暉のことを歌ってるんですよ。菅田くんに乗り移って作った感覚があった。今までは、自分のためだったり、自分に起きたことから歌詞を作ってたから、新感覚でしたね。なんていうか、エヴァンゲリオンみたいな感じ（牧）
（菅田と牧は）すごく近い感覚で表現をしてるなとは思ってたので、ある程度確信はありましたけど。シンクロしてくれてよかったです（タイヘイ）
タイヘイの伝えたかったものが、牧くんとスタジオに入った瞬間に全部伝わってきたというか。バンドというものの、パワーの塊みたいな人だから（菅田）
「くじら」っていうキーワードについて話す中で出てきたのが、くじらって哺乳類最大の生物だけど、何かを圧迫するわけでもなく、悠々と、穏やかにいるよねっていう。で、深海の孤独さも感じるけど、実はその周りに家族が寄り添ってる状況って一番最強なんじゃないかということで。そうやって、どんなに暗い場所でも信用できる仲間がいるのは、これからの世の中にとってもメッセージになるんじゃないかと思ったんですよ。僕的にはそれを菅田くんにもたとえたかったので、幼少期に友達と遊んで自分たちのルールでゲーム作ったり、段ボールで基地とか作ったりしてワクワクした気持ちみたいなものも、深海と同じようなものとしてイメージできるよなと思いながら、作っていきました（牧）
大人になった彼らのグルーヴを、誌面からもぜひ感じて頂きたいです。そして！ 今回は海外ボーイズバンド風な撮影を敢行。ちょっと気だるげでクールな雰囲気からスタートし、最終的にはソファを取り合いワチャつく仲良しショットまでたっぷり掲載しています。「お互いイヤじゃない範囲でぎゅっとしてほしい」というオーダーに対しての、この距離感……3人の遊び心とサービス精神に大感謝です！（田畑早貴）
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