レイ・マンザレクとジム・モリソンが出会うあの名シーン、もう一度見たい


レイ・マンザレクの訃報で幕をあけた今週だが、早くも週末を迎えようとしている。そしてやっぱり家ではドアーズばかり聴いてしまう。

ジム・モリソンとレイ・マンザレクが映画学校で出会ったところからドアーズの歴史は始まったが、個人的に最も好きなエピソードは、ヴェニス・ビーチでのバンド結成譚。ジムが“Moonlight drive(月光のドライブ)”をレイ・マンザレクに聞かせたところ、「すごくいい曲だ。一緒にバンドをやろう」と言ったという、あのエピソード。
1991年、オリバー・ストーンが監督した映画『ザ・ドアーズ』でも、このシーンがやっぱり大好きだ。ヴェニス・ビーチよりももっと月光に近い場所で、ふたりが出会っていることろを想像したら、もう一度見たくてたまらなくなった。
心からご冥福をお祈りします。


ちなみに本作でレイ・マンザレクを演じたのは、当時『ツイン・ピークス』で脚光を浴びていたカイル・マクラクラン。ジム役のヴァル・キルマー、パメラ役のメグ・ライアンとともに絶妙なキャスティングだった。


写真は、映画公開直前の記事が掲載されたCUT1991年9月号。次号では、オリバー・ストーン監督の半生を語ったインタヴューが掲載されている。ちなみに、この号の表紙は『ゴッドファーザー・パートⅢ』。
(井上)
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