『SHERLOCK / シャーロック』新シリーズで明けた2017年のUK

日本の皆さん、Happy New Year!!!
年末年始休みはいかがでしたか?

ここUKでは年末から欧州諸国で頻発しはじめたテロのせいで、
最近のロンドンは地下鉄の駅に行っても、空港に行っても、
都心の繁華街に行っても機関銃や自動小銃で武装したアンチ・テロ特別班の警官が厳しい目つきでパトロール。
そんな超ぴりぴりした緊張状態で誰もが「人出の多い場所にはなるべく近寄りたくない、、、」という外出恐怖症ムード。

そんなわけで筆者も今年は恒例の「年末年始・半額セール!!!」にも行かず、
「アブダビまでテニスのトーナメントを観にいくの。あなたも来ない?」という母の誘いも断り、
毎日自宅に篭って1年分の汚れが溜まった各部屋の大掃除や、
2月1日に発売されるRockin'on次号用のインタヴューの起こし作業etcをしながら過ごす日々だった、、、。

★で、そんな冴えない年末年始休み中の唯一の救いが、
2017年の元旦についに放映が始まった人気BBCドラマ=『SHERLOCK/シャーロック』のシリーズ4。

シリーズ4の公式トレイラー。

https://www.youtube.com/watch?v=FOXZgRTfSUA

脚本のゲイティス&モファットが昨年リークした「新シリーズのキー・ワード×3」が、
①「Thatcher / サッチャー」、
②「Smith / スミス」、
③「Sherrinford / シェリンフォード」だったのはシャーロキアンの皆さんなら覚えているかと思いますが、


(1)元旦に放映されたシーズン4の【第一話】は、
コナン・ドイル原作の『六つのナポレオン』+上記キー・ワード①の「Thatcher」をもじったタイトルを持つ『The Six
Thatchers(ゲイティス&モファットのタイトル付けのセンスっていつも最高♪)』でキックオフ。
(ストーリーの内容はネタバレになるのでここでは触れない)。


(2)続く今週末=1月8日に放映される【第二話】のタイトルが、
『The Lying Detective(コナン・ドイル原作の『The Dying Detective /
瀕死の探偵』をもじったタイトル)』の予定になっている。
上記キー・ワード②の「Smith」は、『瀕死の探偵』に登場する悪党=「カルバートン・スミス」の暗喩だった模様。


(3)そして1月15日に放映されるシリーズ4の最終エピソード【第3話】のタイトルは『The Final Problem/最後の事件』なのですが、
これに登場する新キャラが「どうもトム・ヒドルストンが演じるシャーロックのもう一人の兄(!)シェリンフォード」らしい、、、。
というのが、過去数ヶ月の世界中のファンの間でもっぱらの噂になっている。

にしても今後どんなストーリーを経て「シャーロックのもう一人の兄=シェリンフォード」が『最後の事件』にからむのか???
ショッキングな事件やアクション・シーンがてんこ盛りの第一話を観たばかりでまだ今は全然見当もつかないけど、楽しみ♪♪♪

PS.シャーロックを演じるベネディクト・カンバーバッチの最近のコメントによると、
「今回のシリーズは3話のストーリーがツルのように絡み繋がっているので、全話を観ないと判らない構成になっている」のだそう。

PPS.元旦に放映された新シリーズの第1話『The Six Thatchers』は、
今年もUKのお正月番組で最高の視聴率(810万人)を記録した。
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