5/28付けの本ブログでもお知らせした、
★ボウイの長男=ダンカン・ジョーンズ氏(元ゾウイ君。現在37歳)制作のSF映画『Moon』の劇場公開が、正式に発表された。
全米は、既に始まっていて6月12日〜。
全英は、来月の7月17日〜。
(日本公開はいまのところ未定)。
★トレイラーの試写は下記のオフィシャル・サイトで。
http://www.sonyclassics.com/moon/trailer.html
最近のBBCニュースによると、ジョーンズ氏は
「いずれは父ボウイへの出演依頼(!)も考えている」らしい。
「でもあと2〜3本は作って、監督としての自分に完全な自信がついてから、の話だけどね。ボウイが出演しているから人々が観たがる映画を作るんじゃなくて、映画自体が素晴らしいからボウイが出演したがるような作品を作りたいんだ」と実に謙虚な応対をしていた。
親の名声と金を湯水のように使い、贅沢三昧をして遊びまくる「スター二世」の放蕩生活が連日タブロイドを賑わす昨今、
この「親の七光りにはあくまで頼らないぞ!」という静かながらも骨のあるアティチュードには、むちゃ好感がもてます。
さすがはボウイの息子。
父=ボウイもそんなダンカン君に「非常に誇りを抱いている」とのこと。
あぁ、、、昔、取材中に息子の自慢話にふけり目を細めていた、あの世界一幸せそうなボウイの顔がまた目に浮かぶ、、、。
因みに今日のジャケ写は、ご存知71年に英リリースされた『The Man Who Sold The World/世界を売った男』。
ボウイにしては珍しく「ヒッピー色/ヘヴィなサイケ色」が最も濃厚に出た一枚で、
後に72年の『ジギー・スターダスト・〜』で一躍名を馳せるようになるボウイのバック・バンド=Spiders From Marsが、
初めてその存在感を表し始めた作品でもある。
それにしても”The Width Of A Circle”におけるミック・ロンソンのギター・ソロ、凄い!何度聴いても圧倒される。
ボウイの作品って、内容自体もどれも素晴らしいけど、
バックを固めるミュージシャン陣もまた凄腕揃いなんだよなあ。