今年のブリット・アウォーズ中継


2/16(火)8:00pm~10:00pmに全国放送でUK中にオンエアされた、2010年度BRIT Awards授賞式。


★まずは、受賞アーティスト/作品のフル・リストから。

☆最優秀ブリティッシュ女性アーティスト
リリー・アレン

☆最優秀ブリティッシュ男性アーティスト
ディジー・ラスカル

☆最優秀ブリティッシュ・ブレイク・スルー・アクト
JLS

☆最優秀ブリティッシュ・グループ
カサビアン

☆最優秀ブリティッシュ・アルバム
フローレンス&ザ・マシーン、『Lungs』

☆最優秀ブリティッシュ・シングル
JLS、”Beat Again”

☆BRITsパフォーマンス・オヴ・30 Years
スパイス・ガールズ、”Wannabe / Who Do You Think You Are(97年)”

☆最優秀インターナショナル男性ソロ・アーティスト
Jay-Z

☆最優秀インターナショナル女性ソロ・アーティスト
レディー・ガガ

☆最優秀インターナショナル・ブレイク・スルー・アクト
レディー・ガガ

☆最優秀インターナショナル・アルバム
レディー・ガガ、『The Fame』

☆BRITs アルバム・オヴ・30 Years
オアシス『(What's The Story)Morning Glory?』

☆Critic's Choice Award
Ellie Goulding

☆功労賞
ロビー・ウィリアムス


★という感じで、今年最も多くの賞を受賞したのは、
最優秀インターナショナル・アルバム、
最優秀インターナショナル女性ソロ・アーティスト、
最優秀インターナショナル・ブレイク・スルー・アクト
の3冠を奪取したレディー・ガガ。

ステージへ上がる毎にだんだん受賞スピーチがエモーショナルになり、
「ファンの皆さん、本当に、本当にありがとう、、、あなた達のおかげよ。この受賞が私にとってどれほど大きな意味を持っているか、、、(感極まって絶句)」調になっていく様は、
感激して今にもワンワン泣き出さんばかりの少女みたいで、見ているほうも思わずぐっとくるものがあった。
相変わらずド派手&キンキーな衣装/外観とのギャップも相乗効果満点だったし。

というわけで、今年のBRITの話題をさらうのは当初ガガに見えた!

のですが、

★結局UK中の国民が最も「知りたがっていた」のは、
やはり「あの後のオアシス内の状況=今のノエル&リアムの関係」だったようで。

世間の予想に反し、なんと授賞式に現れたリアムの姿(☆BRITsアルバム・オヴ・30 Yearsを受賞)に、まず場内が揃って「あっ、、、」と息を呑む声。

で、その受賞スピーチにおいて、
「ボーンヘッドやギグシー、アラン・ホワイトは名前を挙げて感謝の言葉をのべた(相変わらず四文字言葉満載でスピーチの半分ぐらいは無音にされましたが)」のに、

「ノエルの名前は入ってなかった!!!」ことが、
早速UKタブロイドの詮索根性をそそったようで。
国中のメディアでも格好の煽りネタに。

今朝のThe Sun祇のヘッドラインなどは、
「Liam Gallagher is ”Bad for It”」って、あなた(不謹慎にも笑ってしまいました、すいません)。

勿論リアムの口癖”Mad for It”をもじったものだが、
おい、そこのThe Sun祇の記者、君は完全におちょくっているだろう。

でもマジな話、これってそんなに大騒ぎするようなことかなぁ。

こういう晴れ舞台に出るとすぐ緊張を隠すためにイキがって大きな態度をとってしまう「大人・子供=リアム」の典型的なリアクションだと思うんですが。
昔から感情表現が死ぬほど不器用な6歳児みたいな人だったし。

賞をもらってスピーチを終えた後、それをマイクと一緒に客席に放り投げちゃったのも、
多分めちゃアガってたからこそ勢い余ってやっちゃったんだろうし。

だって「ノエルの名前だけ入っていなかった」事が問題なら、

「初期のドラマー/トニー・マキャロルの名前も入っていないのはおかしい」ってことになってしまうと思いません?

興奮して「意識が上ずっていた」リアムが単純に忘れてしまった、なんて可能性もあるし。


UKタブロイドの皆さんは勘ぐり過ぎだと思うんだけどな。
児島由紀子の「ロンドン通信」の最新記事