元レッド・ホット・チリ・ペッパーズのジョン・フルシアンテ「もう消費財としての音楽を発表しない」


ジョン・フルシアンテは、スポットライトが当たる場所にはもう二度と登場しないつもりかもしれない。

Electronic Beatsの取材に応えた元レッド・ホット・チリ・ペッパーズのギタリストは、今後、大衆が消費するための音楽を発表するつもりのないことを公表したという。

2009年にレッド・ホット・チリ・ペッパーズを脱退したジョン・フルシアンテはこれまでに大量の音楽を精力的に発表してきたが、それらはエレクトロニカやアンビエントといった、バンドとは異なる音楽のものがほとんどだった。

この取材の中でジョンは、誰かのために音楽を作ることをやめると決心したこと、もはや自分には聴衆がいないこと、音楽を作ったとしてもそれらを作り終えることはなく、誰かに送ったりもしないこと、その結果として、いま自分はまさに音楽とともに生きていること、音楽が自分が生きていることそのものになっていること、などを語ったという。

こちらはジョンの現時点での最新音源『Trickfinger』収録の「After Glow」。