おかえり、オアシス。解散から15年――オアシスと僕らの物語が再び動き出す! ノエル・ギャラガー最新インタビューと共に全世界が待ち望んだ再結成を祝福する

おかえり、オアシス。解散から15年――オアシスと僕らの物語が再び動き出す! ノエル・ギャラガー最新インタビューと共に全世界が待ち望んだ再結成を祝福する

現在発売中のロッキング・オン11月号では、オアシスのノエル・ギャラガーインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



オアシスのデビューアルバム『Definitely Maybe』のリリース日、バンドはロンドンのオックスフォード・ストリートにあるヴァージン・レコーズ店内でパフォーマンスを行った。1994年8月29日のことである。店を取り巻く列は通りの角まで延々と続き、バンドは緊張と興奮を抱えていた。前の晩も寝ていない。彼らはすでに有名人で、セレブのフォロワーも多い。アメリカのバンド、レモンヘッズのイヴァン・ダンドゥは、早くからオアシスに惹かれていたし、メタリカのラーズ・ウルリッヒはこのバンドに惚れ込んでいる。スヌーカー界の変革者アレックス・“ハリケーン“・ヒギンズや、さらには“マッド”・フランキー・フレイザー、レジー・クレイというギャングも彼らのファンで、クレイは刑務所からバンドに電話をかけてきたという。近しい仲間にはアンナ・フリエル、ケイト・モス、そしてもちろん、のちにリアムの妻となるパッツィ・ケンジットもいた。

『Definitely Maybe』はデビュー作として史上最高の売上げを記録、ストリーミング数では90年代のアルバム中2位(1位もオアシスの『モーニング・グローリー』で、ストリーミング数8億を超えた)となった。

「オアシスの決定盤ってとこだろうな」。ノエル・ギャラガーは30年前に自分が作ったアルバムをそう表現する。「気合いが入ってるんだよな、若者の怖いもの知らずの気分が詰まってる。ティーンエイジャーのアンセムだよ。今もそれが生きてるんだ――嘘じゃねえ。あのアルバムしか出してなかったとしても、俺は今と変わらず幸せでいられるだろう」

アルバムはミッション宣言“ロックンロール・スター”に始まり、まさにアンセムと言うべき“リヴ・フォーエヴァー”へと流れて、ワーキングクラスの逃避と楽観をぶちまける“シガレッツ&アルコール”へと続く。私が好きなのは“コロンビア”と“スライド・アウェイ”だ、もう最高に素晴らしい。収録曲にザ・ビートルズを思わせるサウンドはない。噛みつき、殴りかかってくる感じは、むしろセックス・ピストルズやガンズ・アンド・ローゼズに近いだろう。それでもビートルズがオアシスの基準として対比されるのは、単純に、これほど長い年月、欠かせないものとして残る音楽を作ったイギリスのバンドは他にいないからだ。

自分の率いるバンドが成功するとノエルが実感できたのはいつ頃だったのだろう。「ま、曲が最高だってのはわかってたからな。毎晩プレイしてて、どのショウも最高に盛り上がってたんだからさ。だけどあの当時は、単にいいアルバムってだけだった――それ以上でもそれ以下でもない。今みたいなとこにまでなったのは、やっぱり時が流れたからだよな」



オアシスの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』11月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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