誰もがありえないと思っていたリンキン・パークの復活が奇跡的に実現! ライブレポート&マイク・シノダ復活前夜のインタビューから新章を紐解く

誰もがありえないと思っていたリンキン・パークの復活が奇跡的に実現! ライブレポート&マイク・シノダ復活前夜のインタビューから新章を紐解く

現在発売中のロッキング・オン11月号では、リンキン・パークのライブレポートとインタビューを掲載しています。
以下、本記事の冒頭部分より。



文=高橋智樹

マイク・シノダ、ブラッド・デルソン、フェニックス、ジョー・ハーンに加え、新たにドラマーとして戦列に加わったコリン・ブリテン(ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーONE OK ROCKのプロデュース/コライトはじめ幅広く活動)、そしてバンドのフロントを担う共同ボーカル――LAオルタナバンド=Dead Saraのボーカルとして2002年から活動してきたエミリー・アームストロング。あの2017年以来止まっていた進化の時間を、リンキン・パークは新たな6人のラインナップで再び歩み始めたのである。

9月11日のLA公演を皮切りに、NY/ハンブルク/ロンドン/ソウル/ボゴタの6都市において「From Zero」と題したワールドツアーを開催、そして同じく『From Zero』のタイトルを冠したニューアルバムを11月15日に発売――と発表されたのは、現地時間9月5日のことだった。そして、公式サイトおよびYouTubeで行われたライブストリーミングにて、新生リンキン・パークは新曲“The Emptiness Machine”など全14曲のライブパフォーマンスを配信した。

誰もが注視したポイントはやはり、エミリーのボーカルスタイルとリンキン・パークとの親和性だろう。亡きチェスター・ベニントンが時代に刻み込んだ、魂に焼きつくような切実なボーカリゼーション。2017年の夏以降、バンドが歩みを止めざるを得なかった理由は取りも直さず、チェスターという絶対的なボーカリストが突然世を去ったことの重大さと深刻さに他ならない。

そんなチェスターの歌と存在感に、エミリーがどのようなアプローチで挑むのか?という点への期待と不安が渦巻く中、“The Emptiness Machine”で颯爽と舞台に現れたエミリーが響かせたワイルドな歌声は、リンキン・パーク・サウンドとの「化学変化」や「衝突」ではなく「共闘感」によって、間違いなく「リンキン・パークの未来」を指し示すものだった。(以下、本誌記事へ続く)


リンキン・パークの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』11月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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