脱官僚政治はどこからはじまるか

脱官僚政治はどこからはじまるか

鳩山新政権への支持率が、宮澤内閣以降でいうと、
小泉、細川に次ぐ高い数字になったらしい。
期待する政策については、圧倒的に「脱官僚政治」についてのイシューで、
国民にダイレクトに関わってくる子供支援であるとか農家支援といった政策は
思いのほか人気がない。例の高速道路無料化にいたっては、
この世論はほぼNOの態度だ。
有権者が「政権交代」に託したものが、
細かい政策の差異というよりも、
政治のあり方そのものについてであることがよくわかる。
不正だ天下りだとか、官僚政治についてはいろいろと言われるし実際ひどいものだけど、
要は「見えないところで勝手に決めんなよ」というのが、
今回の本当の声だろう。
有権者の意志は投票した政治家を通じてしか反映されない。
この総選挙は、まず「政治家は霞ヶ関や永田町ではなくこっちを向いて仕事してくれ」というメッセージである。
だから、次の選挙は、そうして選んだ政治家たちが、官僚もこっちを向かせることができたのか、
その審判となるだろう。
昨日は任命された各大臣が「初登庁」ということでさかんに報道されていたけれど、
うまく彼ら官僚を「巻き込んで」ほしいと腹の底から思う。
どっかの「問題」省の役人が、これから「新上司」が挨拶するというのに、
ぐだぐだと壁に寄っかかって、かったるそーにしてましたけど、
そういうとこから、
民間じゃありえませんので、ひとつよろしくです。
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