6月に、新作アルバム『ザ・カーター4』をリリースするリル・ウェインが今日アルバムのアートワークを公開した。それがこの写真。リル・ウェインの名前を世界的に知らしめた『ザ・カーター?』の続編ということで、赤ちゃんだった男の子が入学（？）している。ジャケ写の子供が育つっていうのは、もちろんナズの『Illmatic』→『It was written』パターンだけど、このフザケぶりはやっぱり、彼ならではだと思う。

リル・ウェインは『カーター3』の後、いくつか脇道的なアルバムを出したけど、やっぱりこれが本気のウィージーなのだという気合を感じます。まあ、刑務所から出所後初、ということでキャッシュマネーの筆頭としてはニッキー・ミナージに負けずに一発かましたいところだろう。

で、アートワークと同時に、すかさず新曲"John"をドロップ。ビデオはこちら。
（http://www.thesource.com/blog/post/61146/Video%3A-Lil-Wayne-Ft.-Rick-Ross---John-）

大麻所持で捕まったばかりのリック・ロスをフィーチャリングして、一応前科者コンビということで、「ムショに居る時はペットの雌ブルドッグのお前が恋しかったぜ」（リル・ウェイン）とか、「誰かが俺の車に大麻があるって嘘つきやがったんだ」（リック・ロス）とか、思う存分ラップしておられます。

PVは相変わらずロックスター・モードな格好のウィージーですが、曲自体は素直にハデで狂った感じは特になし。アルバム全体のトーンがどうなるのかはまだ謎だ。たぶん他にも新曲のリークがあるはず。気になる。（松村）