現在ジブリ美術館で開催中の「クルミわり人形とネズミの王様展」に行った。
これは宮崎さんが凄いエネルギーを注いで完成した企画展だ。
たくさんの造形物やイラストなどで構成された世界は、まさに宮崎ワールドだった。
誰もが知っているクルミわり人形の話しを、その不条理性をそのまま楽しむ形で全体が作られている。
でもイラスト・パネルなどでは宮崎さんなりの批評的な解説などもあり、何故不条理性が肯定されなければならないかが論理的に書かれていて面白い。
宮崎さんらしいのは、実際に胡桃を参加者が割るコーナーがあるところだ。子供がそれを体験することによって、物語を肉体化出来る仕掛けになっている。たくさんの子供がクルミを割っていた。スタッフに勧められ僕も割ってみた。子供より下手でなかなか割れずにカッコ悪かった。写真はその時の胡桃。
ジブリの雑誌「熱風」のインタビューを受けるための取材だった。でも自分がインタビューされるより、やはり宮崎さんにインタビューがしたいと展覧会を観て強く思った。
ジブリ美術館で胡桃を割る
2014.06.22 17:22