FOO FIGHTERS

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デイブ・グロールのシャウトとともに、ステージを覆っていた幕が落とされると、あのフーファイ印の椅子に座ったままギターを弾くデイブが現れる。
盛り上がらないわけがない。
それから120分、立てないというハンデをものとせず、というかハンデを思い切り利用して、素晴らしいステージを繰り広げてくれた。
凄いミュージシャンだしエンターテイナーだと思う。骨折のいきさつを話すコーナーでは、2回も骨折シーンのビデオを見せ笑いを取るところは、芸人的な執念を感じた。
ギター・ロックは凄い。フー・ファイターズはある意味、スタイルとしては保守的なギター・ロック・バンドだ。
しかしフー・ファイターズは革新的だし、リアルな同時代性がある。
デイブ・グロールはギター・ロックという使い尽くされた道具を使い、実に自由に自分の世界を作ってみせる。
ギター・ロックって凄くないか?こんなに自由なんだぜ。とデイブ・グロールが言っているようだ。
ギター・ロックは長く使われているうちに、普遍化され洗練されていき、究極の道具となったのだ。
しかしアリス・クーパーの「スクールズ・アウト」をカバーしても誰も知らなくて受けなかったのはおかしかった。
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