キャデラック・レコード


DVDになったら絶対に観ようと楽しみにしていた作品。でも期待を遥かに超える内容で、早く観るべきだったと反省。
マディー・ウォーターズ、チャック・ベリー、エタ・ジェイムズ、ハウリン・ウルフといったミュージシャンを生んだチェス・レコードの歴史を、実話に基づいて描いた作品。
映画としても優れた作品だが、ロックと黒人音楽とは何かを考える上で、これ以上の教材はない。これさえあれば、僕が20代にアホなブルース・マニアとやった論争は必要はなかった。これを観ろと言えば全て解決した。
ロック・ファンなら絶対に観て欲しい。この映画で描かれた事実と、そこから導き出される思想は、まさに大衆音楽としてのロックの核と言える。
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