本物だった

ディーエムエーズ『フォー・ナウ』
発売中
ALBUM
ディーエムエーズ フォー・ナウ

マンチェ直系のビッグ・グルーヴを鳴らすシドニー出身の3ピースとして話題をさらった、ディーエムエーズの2年ぶりの2ndが到着。彼ら曰く「デビュー作からの自然体の変化」だそうだが、「自然体」は得てして曖昧模糊とした押しの弱さにつながりがち。しかし本作はそんなこちらの少々ひねくれた予想を鮮やかに覆す、自然体でありながらビビッドな進化を遂げた快作となった。プリセッツのキム・モイーズを共同プロデューサーとして迎えてエレクトロに果敢にリーチした新機軸は、The 1975やブロッサムズの新作とならぶインディ・ギター×ポップの最良例となっているし、前作から継承された大振りラウドなメロディが、直感勝負ではなく、緻密なスタジオ・ワークの中で戦略的にビルドアップされているのも頼もしい。リアム・ギャラガーが本作を聴いて早くも絶賛しているのも、彼らのこのマナーが自身の『アズ・ユー・ワー』と重なる部分があるからかもしれない。(粉川しの)
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする