米オレゴン州出身の3ピース・パンク・バンド、ブロードウェイ・コールズが2作目の新作で日本デビュー。07年に出したセルフタイトルのファーストは、グリーン・デイのビリーが設立したレーベルAdeline Recordsから08年に再リリースされて、その後アンタイ・フラッグやザ・ガスライト・アンセムを擁するSide One Dummy Recordsと契約、今作のリリースに至った。もともとメンバーの2人はハードコア・バンドで活動していたそうだが、その経歴を無駄に持ち込んだりせずにポップ・パンクに徹しているところが痛快で、持てる限りのエネルギーと情熱を注いで作ったのがわかるアルバムだ。ジョーブレイカーやグリーン・デイ、ジャムやアルカライン・トリオにも影響を受けたというサウンドは、バウンスするベースラインと安定したドラムを軸に、フックのあるギター・リフがどんどん飛び出してきて飽きさせない。単に明るいだけじゃなく歌詞にダークなひねりがあるところが通じたのか、今年2月にはアルカライン・トリオのUK/ヨーロッパ・ツアーのサポートに抜擢、次々と夢を叶えていく勢いがサウンドからも迸っている。(網田有紀子)