10-FEETが10-FEETのまま最強になった6thアルバム。とにかく剥き出しなのだ。溢れ出す衝動も、変わらぬ(れぬ?)繊細さも、かと思えばファットになったサウンドも、それでいて歌詞に《ウンコ漏らすし》なんて書く(!!)カッコつけないところも――その上で最強ということは、彼らが骨の髄から最強になったということだ。これは、自分のみならず、昔から彼らを応援していた人にとっては、最も喜ばしい成長の仕方じゃないだろうか。さらに、アタマからラストまで興奮は一瞬も途切れない。とは言え、最近のシングルで爆発していたようなヘヴィネスだけではなく、彼ららしい歌心や遊び心もたっぷりと注ぎ込まれている。特に、“チャイニーズ・ヒーロー”なんて、キュートに立ち回るNAOKIの歌声も含めて、彼らのよさがぎゅっと詰め込まれているようだ。一方、彼らのよさが高速で畳み掛ける“back to the sunset”がラストを飾っているのも象徴的。苦悩するほど楽曲を練り上げてきたこと、汗まみれで驚異の本数のライブをしてきたこと、全てが今作で大輪の花を咲かせたようだよ。本当におめでとう!(高橋美穂)