ケシャのキャラクターというのは、人生そのものに植え付けられた底なしの飢えであり、渇きである(肉食系をイメージさせながらも実際にはベジタリアンであることが、自身の「キャラ化」を説明している)。けたたましいエレクトロ・ポップの中で華々しいセレブリティ・ライフをひたすらに求め、同時に自身の過去と重なって見える孤独な人々にはエールを送らずにはいられない。そんな彼女の姿はとにかく頼もしく、そして悲しいのである。(小池宏和)
肉食系女子・オン・パレード
ケシャ『カニバル』
2010年12月08日発売
2010年12月08日発売
ALBUM
ケシャのキャラクターというのは、人生そのものに植え付けられた底なしの飢えであり、渇きである(肉食系をイメージさせながらも実際にはベジタリアンであることが、自身の「キャラ化」を説明している)。けたたましいエレクトロ・ポップの中で華々しいセレブリティ・ライフをひたすらに求め、同時に自身の過去と重なって見える孤独な人々にはエールを送らずにはいられない。そんな彼女の姿はとにかく頼もしく、そして悲しいのである。(小池宏和)