骨太なパンチ力に満ちている上、超キャッチーでもあるギター・リフ。カラッと乾いたフィーリングのR&Rでありつつ、透明感たっぷりの叙情性をいきなり溢れ返らせる瞬間もある贅沢さ。サウンドから零れ落ちそうなくらい過剰に言葉を乗せて実現しているスリリングなノリ。英語が中心であるものの、時折ふと日本語を織り交ぜて生むキレの良いメリハリ。UKロック、エモ、パンクなどを貪欲に呑み込んで醸し出す濃厚なワクワク感……などなど。魅力だらけのバンドであることが、本作を聴くとよく分かる。硬質のR&Rを楽しみたいならば“Tic Tac Toe”や“Revolution, My Friend”辺りをオススメしておこう。美メロとエネルギッシュさの融合に痺れたいなら“city”。“サテライト”の甘美なメロディも胸に沁みる。過剰な言葉の乗せ方の絶妙な技ならば“You're So Sweet & I Love You”。そして、歌詞も抜群に粋なのが見逃せないポイントだ。人を喰った言い回しの宝庫であったり、豊かな物語性で惹き込んだり、曲各々で大きな楽しみが広がっている。ファン激増を強く確信させてくれる2ndアルバム!(田中大)