最強のパワー・トリオ

レディ・アンテベラム『夢の貴婦人』
レディ・アンテベラム 夢の貴婦人
セカンド『ニード・ユー・ナウ~いま君を愛してる』が昨年前半アメリカで最も売れたアルバムに認定されるなど、勢いに乗るレディ・アンテベラムの新作が到着した。今年のグラミーでは最多の5冠を達成、カントリーに馴染みがなくても彼らの名前と“ニード・ユー・ナウ~”には見覚え(聴き覚え)があるのでは。ヒラリーとチャールズがリード・ヴォーカルで、ピアノやギターを弾くデイヴもバック・ヴォーカルをとり、男女混合のトリプル・ヴォーカル・ユニットという編成自体が彼らの強みだ。それぞれがソロで十二分にやっていける実力の持ち主なだけに、その声が重なり合うハーモニーには圧倒的な美しさと強さがある。心にすっと入ってくるメロディに加え、すでに日本でもヒット中の1stシングル“ジャスト・ア・キス~幸せの予感”の歌詞「今はおやすみのキスだけでいい」が象徴するように、“純愛度100%”のラヴ・ソングがメインなこともあって、テイラー・スウィフトと同じくカントリーからポップへと活躍の場を大きく広げているのも頷ける。エンターテインメント性の高いライヴも人気で、日本上陸が待たれるところ。(網田有紀子)
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