その感服せざるを得ない野心とぶっ飛んだドライヴは本作でも健在。70年代前半のクリムゾン好きなら随喜!のMVらしいハイ・オクタン曲もあるし、ツェッペリンを思わせるフォーク味~エピックな叙情性も前作から引き継がれているが、このバンドにしては音数を絞り、全体にエレクトリックなテクスチャリングとエフェクトを施したプロダクションはひと味違うトリップを生んでいる。この新たなアプローチが成果を上げているのはM7他の長尺曲で、1曲に余裕で3曲分のアイデアを詰め込む彼らの過剰なテンションは近年のコンパクト志向(本作もノーマルに3、4分台な曲が多い)からハミ出しているのを実感。もっと遠慮なく暴れてほしいところだ。(坂本麻里子)
ATDI再結成のその前に
ザ・マーズ・ヴォルタ『ノクターニキット』
2012年03月28日発売
ALBUM
その感服せざるを得ない野心とぶっ飛んだドライヴは本作でも健在。70年代前半のクリムゾン好きなら随喜!のMVらしいハイ・オクタン曲もあるし、ツェッペリンを思わせるフォーク味~エピックな叙情性も前作から引き継がれているが、このバンドにしては音数を絞り、全体にエレクトリックなテクスチャリングとエフェクトを施したプロダクションはひと味違うトリップを生んでいる。この新たなアプローチが成果を上げているのはM7他の長尺曲で、1曲に余裕で3曲分のアイデアを詰め込む彼らの過剰なテンションは近年のコンパクト志向(本作もノーマルに3、4分台な曲が多い)からハミ出しているのを実感。もっと遠慮なく暴れてほしいところだ。(坂本麻里子)