後のUSオルタナティヴ・シーンに大きな影響を与えた80年代初頭の活動が実質4年しか続かず、フル・アルバムは『Vs.』1枚しか作られなかったことを考えると、2002年になって再結成を果たしてから継続しているミッション・オブ・バーマの勢いは真に驚異的だ。
前作『The Sound the Speed the Light』から3年ぶりとなる新作は、リユニオン以降ずっと所属してきたマタドールを離れ、ファイアー・レコーズからのリリースとなった(※ファイアーはロンドンのインディ・レーベルで、かつてパルプやスペースメン3の作品を出していたところだが、近年にはガイデッド・バイ・ヴォイシズやジャイアント・サンドなどUSオルタナ勢をフォローする方向性を打ち出している)。もちろん、シェラックのボブ・ウェストンが手がける鉄板のサウンド・プロダクションは変わらず、またもや超強力なアルバムが完成。ガリガリしたギター、ゴツゴツとしたベース、ドカバス言ってるドラムが共鳴して生み出す鈍色のロックンロールが、溢れる生命力を爆発させる。なんとか来日して、1度だけでもライヴを観せてもらえないだろうか。(鈴木喜之)