米EDMシーンで華やかな活躍を見せている、オーストラリア出身のDJ/シンガー、ハヴァナ・ブラウンのデビューアルバムが日本盤化。ピットブルを加えたヴァージョンの〝ウィー・ラン・ザ・ナイト〟や表題曲〝フラッシング・ライツ〟などが、米ダンス・チャートでトップを飾っている。女性DJ兼ダンサーというだけなら珍しくも何ともないが、地道な現場活動からMIXコンピ・シリーズ『CRAVE』のリリース、来豪アーティストのオープニング・アクトといった着実なステップアップを経てスターダムに辿り着いた。
既にクラシックとして知られ無数のリミックスまで生む結果となった〝ウィー・ラン・ザ・ナイト〟に触れれば、ハウス?ダブステップはもとよりディスコ文化の深みに手を伸ばそうとする彼女のプロダクションは明らかだろう。小手先のイノヴェーションやセンセーショナリズムだけに囚われがちなアーティストには、なかなか出来ないことだ。カール・ライデンがプロデュースしルチアーナも参加したアルバム曲〝サムワン・トゥ・ラヴ〟の恍惚感にも、ハヴァナ・ブラウンの無邪気で頑固なディスコ愛が窺える。(小池宏和)