フラワーカンパニーズ @ SHIBUYA-AX

フラワーカンパニーズ @ SHIBUYA-AX

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フラワーカンパニーズ @ SHIBUYA-AX - pics by ERI SHIBATApics by ERI SHIBATA
ニューアルバム『チェスト! チェスト! チェスト!』のリリース・ツアーの東京公演であり、右足骨折で療養していたドラム・ミスター小西の復帰ライブ。で、偶然、小西の41歳の誕生日でもありました。AXの前には、でっかいお祝いの花輪が3つ。ひとつは、大阪のイベンター、清水音泉(この大阪のイベンターの夏フェス『OTODAMA』の打ち上げで小西がケガしたので、だと思います)で、あとふたつは、ここまでのツアーで小西の代打を務めた、クハラカズユキ(The Birthday)とサンコンJr.(ウルフルズ)からでした。
21年やっているバンドで、メンバーチェンジも活動休止も一切なく、ずーっとやってきた人たちなので、別のメンバーでツアーをやったのも、メンバーの誰かがこんなに長くバンドを離れていたのも、初めて。当然、小西、療養中はそらあもう煮詰まったであろうことは想像に難くないわけで、こりゃあ今日、泣くな。1曲目から泣くかもな。と思ったんだけど、SEが鳴ってステージに出てきて、歓声を上げるフロアを見渡した時は、ちょっと感極まった顔をしていましたが、そのまま最後まで泣きませんでした。泣けよ。終わって本人にきいたら、もうおそろしく緊張してしまい、その状態がほぼ最後まで続いたので、泣いている余裕、なかったそうです。そういえば、1曲目に突入する時の圭介の雄たけび、「久しぶりで、ひとりどえらい緊張してる奴がいるぞー!」でした。で、このツアー、まだ全然途中ですが、セットリスト書いちゃいます。「別にええよ。どんどん曲を変えながらツアーやっとるし」と、グレートマエカワさんに許可をもらったので。でも知りたくない方は、ここでストップしてください。1.ラララで続け!
2.ロックンロール・スターダスト
3.冬のにおい
4.復活の日
5.切符
6.チェスト
7.どっち坊主大会
8.はぐれ者讃歌
9.深夜高速
10.元少年の歌
11.日々のあぶく
12.この胸の中だけ
13.夏の空
14.感情7号線
15.脳内百景
16.終わらないツアー
17.恋をしましょう
18.YES,FUTURE
19.TEENAGE DREAMアンコール
20.なんとかなりそう
21.裸の大将
22.馬鹿の最高
23.真赤な太陽
24.真冬の盆踊りアンコール2
25.サヨナラBABY
26.東京タワー以上26曲、約2時間40分。ニューアルバムの曲は、1,5,6,7,10,11,13,14,16,19,の10曲。
9と24は、説明不用ですね、フェスなどでも必ずやる、今のフラカンの2大重要曲です。
2,8,12,15,17,18,22,23,24,25,26は、ライブで定番になっている、歴代の代表曲たち。8の“はぐれ者讃歌”では、シンガロングが起きました。25の“サヨナラBABY”でも、サビの「♪ラ~ラ~ラ~ララ~ララ~」で、フロアも2Fも左右に揺れながら、大合唱が響きました。いずれも、なかなかに感動的な光景でした。
20は、昔の曲で、ずっとやっていなかったんだけど、去年か今年あたりから、ちょこちょこやり始めました。ロッカ・バラードみたいな曲調で、「なんとかなりそうだ なんとかいけそうだぜ とりあえず 今夜みたいな夜もあるんだから」というポジティヴな内容。当時、トータス松本の結婚パーティーに行った圭介が、てめえは関係ないのにすっかり「もらい感動」して、すごくいい気分になって、その勢いで、帰りの夜道で作った曲です。
3は、大昔、フラカンがメジャーレーベルでちょっと上り調子だった時期に出したシングル。スペースシャワーでがんがんPVがかかっていた記憶あり。そのPVで竹安がニットキャップかぶってたけど、似合っていなかった記憶もあり。曲調は、フラカンの曲にしてはビートパンクっぽくて軽いけど、その分キャッチー。ライブの定番ってほどではないけど、こういうタイトルなので、冬場になるとよくやります。
4は、めったにライブでやらない、かなりレアな曲。1996年の2ndアルバム『フラカンのマイ・ブルー・ヘブン』収録曲。元々は名古屋でのアマチュア時代の曲で、何本か作ってライブで手売りしていたカセットテープ(そう、当時はアマチュアはみんなテープ売ってたのだ)に入っていたのを憶えています。現在ライブでやることは皆無の曲だけど、タイトル通りの内容の曲なので、小西復活に合わせてセレクトしたってことですね。サビの「今帰ったぞ 無事帰ったぞ 生き返ったぞ おまえらみとれよ」を、小西に歌わせてました。というわけで、残りはあと1曲。21曲目=アンコールの2曲目、“裸の大将”ですが。
クイーン“WE WILL ROCK YOU”のリズム・パターン(♪ドンドンパン、っていうあれね)のこの曲、2003年の8thアルバム『発熱の男』収録ですが、私も「ええっとこれ、どのアルバムだったっけ……」って思い出せなかったくらい、今ライブでやることがない曲です。で、小西がその「♪ドンドンパン」を叩き、メンバー3人がそれに合わせて手拍子&両手を広げるアクションを始め、フロアがそれに追随しはじめたところ、ステージ両袖から、ドラムを叩きながら、サンコンJr.とクハラカズユキが登場。そのままトリプル・ドラムで、20曲目から24曲目までの5曲をプレイしました。客席、大喜び。
しかし、すごかった。ものごっつい音圧。あと、私、キュウちゃんが叩くフラカンは2回観たので免疫あったけど、サンコンの叩くフラカンは観れずじまいだったので、観て、びっくりした。サンコン、ウルフルズが動いていた頃とは、違うドラマーになっていました。すっごい激しさ。スティックどころか腕までちぎれて飛んでいきそうな、鬼神のごときものすごい荒くれドラム。異様にかっこよかった。で、ちょっと、初期ウルフルズの頃の彼を思い出したりもした。前に、サニーデイ田中貴やスネオヘアーとセッション・ライブやってるのを観た時は、僕が知っているサンコンのドラムだったので、フラカン仕様でこうなったところもあるんだろうか。最高でした、ほんと。で。さっき「ドラムを叩きながら登場」と書いたけど、それ、どういう状態かというと、ライザー(台ね)の上にドラムが組んであって、それぞれ叩きながら、サンコンはステージ右から、キュウちゃんは左から、そのライザーごと、ステージスタッフ数名がずずずっと押して登場した、ということなのですが。
そのキュウちゃんのライザーを押しているスタッフの中に、青赤黄のツナギを着たおっさんが3人いました。で、押し終わると、さっとハケました。Theピーズの3人でした。なんでツナギなのか、ご存知ない方はこちら。→ http://ro69.jp/blog/hyogo/42187
メンバー、マジで知らなかったそうです。現に、竹安は気づいたが、圭介は気づいていなかった。これ、“真冬の盆踊り”でもう一回乱入するつもりだな、と思ったら、やっぱりそうで、途中で3人出てきて、それぞれ、ドラマー3名の後ろに立ちました。フロア、さらに大歓声。ここで圭介、ようやく気づき絶句、思わず歌が止まる。「今日はレコーディングで来れないって言ってたのに!」「前もって言ってくださいよ!」って抗議してました。
なお、キュウちゃんは、アンコールを終えて楽屋に戻ったところ、「なんでおまえは俺たちがライザー押してやってるのに気づかないんだ!」と、めちゃめちゃ怒られたそうです。「見えないもん、俺の位置からは」って愚痴ってました。というわけで、「小西復帰」というサプライズがあったので、とても特別な、感動的なライブになりましたが、それをさっぴいても、「ニュー・アルバムの曲、どれもやたらよい」ということを立証する、すばらしいライブでした。なので、これから観るみなさん、お楽しみに。年末は12月28日にCOUNTDOWN JAPAN、大晦日は清水音泉のイベント『KINDAMA』でなんばHatchです。
で、4月16日には、日比谷野外大音楽堂でワンマンを行うことも、発表しました。竹安に言わせたところ、やはり、「日比谷、大……野外、音楽堂!」と、ちょっとぐだっとしたことになっていました。最後に、途中、圭介が小西に向けて放ったMC。
「いいよなあ、今日誕生日でさあ、復活でさあ。ただ3ヵ月休んでただけなのにさあ。もう、今日、人生のピークですよ! ピーク・オブ・ライフ!!」(兵庫慎司)
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