サブ・ポップ・レーベル「ルーザー奨学金」希望者を募集


ニルヴァーナ、サウンドガーデン、マッドハニーやザ・シンズらを輩出したシアトルを代表するインディ・レーベル、サブ・ポップが「ルーザー奨学金」の詳細を発表している。

この奨学金はワシントン州かオレゴン州在住の学生で音楽か芸術に従事している学生に付与される奨学金で、今年の夏で高校を卒業する者が対象となっている。なお、サブ・ポップではレーベルに送り付けられた音源をリリースの採用としない時に「Dear Loser」(敗者のあなたへ)という書き出しで始まる書簡を送り返すことで有名で、奨学金の名称もそれにちなんだものになっている。

奨学金は3千ドル(約30万6千円)、5千ドル(約51万円)、7千ドル(約71万4千円)と用意されていて、応募者は「あなたはご自身の地元で芸術もしくは音楽の分野でどのような活動をしていますか」「芸術的な表現に興味を持つようになったのはどのようにして、またどうしてですか」「あなたが選んでいる分野で活動を続けるために今回の奨学金はどのように役に立つと思いますか」「あなたの受けてきた影響はどういうものでどういう人にインスピレーションを受けますか。好きなアーティストやバンドを挙げてください」という4つの問いに1つ以上答えるエッセーをノート1枚程度にまとめて提出することが義務付けられている。

さらに応募者には自身の作品を吟味できるリンクやコピーをエッセーとともに提出することを呼びかけていて、これまで作品例なしにエッセーだけで奨学金に当選した応募者はいないことも注意している。また、提出された作品は返却しないので自身用のコピーを必ず用意するようにも警告している。提出期限は5月8日までだという。