"ルイ・ルイ"のヒットで知られるザ・キングスメンのジャック・エリーが他界

"ルイ・ルイ"のヒットで知られるザ・キングスメンのジャック・エリーが他界

大ヒット曲"ルイ・ルイ"で有名なザ・キングスメンのヴォーカルのジャック・エリーが4月27日に他界した。ジャックは長年闘病を続けていたと息子のショーンが明らかにしていて、オレゴン州レドモンドにある自宅で息を引き取ったという。享年71だった。なお、ショーンは「父の信心のため、病気の原因を確かめることもできませんでした」と病気の正体が明らかではなかったとBBCニュースでは伝えている。

ジャックは1959年にザ・キングスメンの結成に参加し、63年にリチャード・ベリーの"ルイ・ルイ"のカヴァーをレコーディングするとチャート1位を記録するヒット・シングルとなったが、63年にヴォーカルからドラムへの担当替えを強要されて脱退。その後、自身のバンドであるザ・コートメンを結成したが、ヴェトナム戦争に徴兵されて出征し、帰国後は馬の調教師へと転身していた。

ジャックはいわゆる一発屋としての自身のキャリアについて次のように振り返っていたと息子ショーンは語っている。

「父はさまざまな機会を利用して音楽業界でも別なフィールドでいろいろ試してみたようですが、すべてやり尽くしてみたあとでは、"ルイ・ルイ"を出しておいてよかったと思っていたようです」

なお、リチャード・ベリーの1957年のヒット曲でもある"ルイ・ルイ"はザ・キングスメンのほかにも、ザ・ビーチ・ボーイズ、ジャン・アンド・ディーン、ザ・トロッグス、ザ・ソニックス、ザ・ビートルズ、マザーズ・オブ・インヴェンション、モーターヘッド、ブラック・フラッグ、イギー・ポップなど多数のアーティストにカヴァーされていることで知られている。

(c) NME.COM / IPC Media 2015
公式SNSアカウントをフォローする

最新ブログ

フォローする
音楽WEBメディア rockin’on.com
邦楽誌 ROCKIN’ON JAPAN
洋楽誌 rockin’on