スカパラvs OKAMOTO'SのセッションバトルにOTも参戦!? SMA41周年、横浜イベントレポ!

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2015年6月6日~6月7日の2日間にわたって神奈川・横浜赤レンガパークにて開催された、ソニー・ミュージック アーティスツ主催のライヴイベント「SMA41st SMAはヨコハマもお好き?」。RO69では、初日6日の模様をライヴ写真とレポートでお届けする。

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SMA(ソニー・ミュージックアーティスツ)は、4月に開催されたフリーイベント「みんなとうた」に至るまで、数々の40周年アニヴァーサリー企画を行ってきた。今回は2日間に渡って、横浜で41周年の新たな門出を祝うイベントである。横浜港に面した赤レンガパークの敷地には、ズラリと座席が並べられていて壮観。天候が心配されていたこの初日(前日は大雨だった)も、開演時には心地良い風が吹き抜けるというコンディションで迎えることになった。

■サンドクロック(開場中アクト)
この日は、地元・横浜出身のアコースティックデュオであるサンドクロックが開場中アクトを務める。滝田周(Key・Vo)と永田佳之(G・Vo)は、30歳からの人生プランを織り込むユーモラスなラブソング“80歳になったら盆栽を極める”を手始めに、この6/3にリリースされたメジャーデビューミニアルバム『EPOCH』から2曲を披露。2人のヴォーカルがときにスイッチし、或いは鮮やかなハーモニーを奏で、“EPOCH”をプレイしているときに暖かい陽の光が降り注ぐ光景も美しかった。なお、RO69では彼らのインタヴュー記事を公開しているので、こちらもぜひ(http://ro69.jp/feat/sandclock_201506/page:1)。

■奥田民生
さて本編は、先頃自主レーベル「ラーメンカレーミュージックレコード(RCMR)」設立を発表した奥田民生からスタート。6月いっぱいでSMA名誉顧問の役職を退任することも決まっているが、こういうイベントで2日間の先陣を切ってくるところはさすがである。湊雅史(Dr)、小原礼(Ba)、斎藤有太(Key)とのMTR&Y編成で、「やー、日が出て来た。良かった、昨日じゃなくて。昨日だったら、礼さん帰ったでしょ?(OT)」「暑いね。帰ろうかな(小原)」と口々にユルいムードを振り撒くものの、恐ろしく太いロックグルーヴが立ち上がって来る。斎藤のオルガンとOTギターがデッドヒートを繰り広げる“イナビカリ”の後には、今回も会場で販売していた「OTカレーラーメン」に触れて「さっそく、RCMRのTシャツにカレーが付いてますけれども。皆さんも記念にぜひ(笑)」と笑いを誘い、ワルく歪んだリフをぶっ放す“KYAISUIYOKUMASTER”にレッド・ツェッペリンの爆音イントロから傾れ込む“快楽ギター”と、濃密なロックの時間を育んでみせた。

■OKAMOTO’S
瑞々しいモータウンビートの“ラブソング”が弾けて、続いてはOKAMOTO’Sのパフォーマンスである。オカモトショウ(Vo)がマイクスタンドを抱えてステップし、ブルースハープを吹き鳴らす“まじないの唄”ではファンクの熱を注入しつつ「SMA!」コールを巻き起こす。ハマ・オカモト(Ba)は前日の『ミュージックステーション』出演を報告しつつ、その本番前にオカモトレイジ(Dr)がオカモトコウキ(G)に鼻毛のチェックをしてもらっていた、と裏話も明かしていた。「でも一回こっきりじゃカッコ悪いんで、シングル出すたびに出れるように頑張ります」と、Mステでも披露された新曲“Dance With You”を投下。華やかなディスコロックに、ショウの熱いクリスピーヴォーカルが駆け抜けてゆく。ロックンロールのチャーミングな部分と、衝動的なエネルギーを両輪に、オーディエンスをガンガン巻き込むライヴ巧者っぷりが光ったステージであった。

■東京スカパラダイスオーケストラ
そして、初日のトリを飾るのはスカパラだ。ポツリと小雨が降り始めてしまったけれど、のっけから名カヴァーを連発し、大所帯でもBPMを自由自在に制御する強烈なライヴ感が、瞬く間にオーディエンスを跳ね上がらせてしまった。“ペドラーズ”で持ち込まれるフォーキーなアコーディオンが味わい深く、7月よりSMA顧問に就任予定の北原雅彦(Trombone)は、“スキャラバン”に“ブルー・ライト・ヨコハマ”のメロディを捩じ込んで来る。ひたすら遊び心に満ちてはいるが、余裕をかますという意味での「遊び」は一切なし。谷中敦(Baritone Sax)の「戦うように楽しんでくれよ!」という決め台詞に集約される真剣なゲーム感覚は、今日も健在だ。

OKAMOTO’S全員を招き入れた合体バンドで、ベーシスト同士、ドラマー同士がそれぞれ熱いバトルを繰り広げつつ、OKAMOTO’S名義で発表されたセッションナンバー“Heart On Fire”もライヴ初披露される。リアレンジされたスカパラの名曲群も素晴らしかったが、不意に響き渡るOTのサンプリングヴォイスに一際大きな歓声が。ここで実際にOTを迎え入れての“美しく燃える森”である。更に「明日のユニコーンの曲、借ります!」とOTが宣言し、スカパラ+OT+OKAMOTO’Sというもの凄い編成でユニコーンの“スターな男”をカヴァー。OT、演奏中にギターを交換してはソロを弾き倒すというハッスルぶりを見せ、息を切らしながら「テッシー(手島いさむ)のギターまで出て来た」と告げていた。最後には、サンドクロックも迎えられて“ジャングル・ブギ”のヴォーカルをリレーする大団円である。まったく大変なものを観てしまったが、イベントはまだまだ2日目へと続く。(小池宏和)

〈セットリスト〉

■サンドクロック(開場中アクト)
01. 80歳になったら盆栽を極める
02. EPOCH~始まりの詩~
03. 1+1

■奥田民生
01. 最強のこれから
02. 御免ライダー
03. スルドクサイナラ
04. イナビカリ
05. スカイウォーカー
06. KYAISUIYOKUMASTER
07. なんでもっと
08. 哀愁の金曜日
09. 快楽ギター
10. イージュー★ライダー
11. 風は西から

■OKAMOTO’S
01. ラブソング
02. Beek
03. まじないの唄~JB
04. Dance With You
05. HAPPY BIRTHDAY
06. Let’s Go! Hurry Up!
07. JOY JOY JOY
08. 青い天国

■東京スカパラダイスオーケストラ
01. Mission Impossible
02. ルパン三世のテーマ
03. DOWN BEAT STOMP
04. ペドラーズ
05. スキャラバン
06. Just a little bit of your soul (with OKAMOTO’S)
07. Heart On Fire (with OKAMOTO’S)
08. ONE STEP BEYOND (with OKAMOTO’S)
09. SKA ME CRAZY -skinhead raggae-
10. All Good Ska Is One -raggae samba-
11. 美しく燃える森 -Latin Fire Mix- (with 奥田民生)
12. スターな男 (with 奥田民生、OKAMOTO’S)
13. ジャングル・ブギ (with 奥田民生、OKAMOTO’S、サンドクロック)

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