サンボマスター、濃密すぎる15年を叩きつけるツアー、セミファイナルをレポート!

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2015年11月28日、サンボマスターによる結成15周年ツアー「3×ボ=15 ANNIVERSARY サンボマスターとキミ TOUR 2015」のセミファイナルがZepp DiverCity TOKYOにて行われた。RO69では、この模様をライヴ写真とレポートでお届けする。

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暗転と同時に映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のタイトル映像が流れ、クリス・ペプラー氏のナレーションによってスペシャル・ゲストの登場が知らされる。そして「400勝投手、改め2000年のサンボマスター!」の呼び込みと共に現れたのは、2000年からタイムスリップしてきたていのサンボマスターの3人(ちなみに「400勝投手」は結成時に挙がっていたバンドの候補名です)。「2000年のサンボマスターはね、2015年のサンボマスターみたいに優しくねぇからな!」という悪態とともにバンド初期の3曲をブチかまし、満場のフロアをいきなり沸騰させてしまうのであった。

今年6月に幕を開けたサンボマスターの結成15周年ツアーのセミファイナルとなるZepp DiverCity TOKYO公演。結論から言ってしまうと、歌とサウンドとパフォーマンスの全てがてんこ盛り状態で放たれた濃密すぎるアクトだった。冒頭の「2000年のサンボマスター」のアクトを終え、“そのぬくもりに用がある”のライヴシーンを2000年から2015年まで時系列につないだライヴ映像を経て「2015年のサンボマスター」が登場。すると1曲目“ミラクルをキミとおこしたいんです」から、会場をブチ壊さんばかりの壮烈な音塊とオイコールが炸裂する。「各地でイベントが目白押しな中、なんでここがソールドアウトしてるんだ!?って話ですよ」という山口隆(Vo/G)の饒舌な口上も冴えわたり、フロアは爆笑の嵐に。一瞬たりとも止まることない音と言葉の放流によって、場内のヴォルテージはうなぎ上りに上昇していく。

まるでドラムと一体化しているような躍動的なビートを繰り出す木内泰史(Dr/Cho)をはじめ、3人の高い演奏力から生まれるグルーヴは、この日も圧巻。中でも、初期衝動の限りを尽くした最新アルバム『サンボマスターとキミ』の楽曲群は最高だった。まるでデビューしたてのバンドのような性急さと生々しさを湛えたサウンドで、場内の景色を高速に塗り替えていく。これまでも「愛と平和」の名の下に、生きる喜びと音楽の快楽をシンプルに伝えるような楽曲で熱い支持を得てきたサンボマスター。そんな彼らが15年間のキャリアを経て、かつてなく原始的な表現でフロアを燃え上がらせているさまには、どうしようもなく心が躍らされる。「ロックンロールとはこうあるべきだ」という主義主張を身をもって体現しているようでもあり、鳴らされる音と言葉のひとつひとつに凄まじい説得力が宿っていた。

中盤の“ケイサツ来るまで踊りまくれ”のくだりでは、思いもよらない展開に。突如ピストルで撃たれた木内がステージ袖に運ばれ、山口と近藤洋一(B/Cho)のふたりで曲を始めたところ、死装束に見を包んだ木内が登場してムチャクチャ踊りまくり、「木内さん、あなた死んだのに何やってるんですか!?」と山口にツッコまれるという寸劇が10分以上にわたって繰り広げられた。もちろん、その後に3人で再開した演奏の破壊力はハンパないもの。発砲事件の捜査に来た警察役のスタッフが現れたり、なぜかオアシスの“ドント・ルック・バック・イン・アンガー”を途中でプレイしたりと悪ノリが全開の3人であったが、この一連のパフォーマンスによって場内に生まれた凄まじい高揚感は、ライヴ本編が終わるまで途切れることはなかった。

“ロックンロール イズ ノットデッド”でアンコールの大ラスを飾ったと思いきや、最後は終演SEとして流れる“うまくいくんだよきっと”をカラオケで歌って大団円。全精力を尽くして聴き手を奮い立たせるサンボマスターの真髄が、実に3時間以上にわたる熱演に焼き付けられた一夜だった。終演後には、ブラジル・サンパウロで開催される大型アニメコンベンション「Ressaca Friends 2015」への出演を発表。翌日のファイナル終演後には、自主イベント「男どアホウ サンボマスター 2016」を来年9月24・25日に2DAYSで開催することも発表された。サンボマスターの爆走はまだまだ続く!(齋藤美穂)

●セットリスト

2000年のサンボマスター
01. キックの鬼
02. ふたり
03. だんだん

2015年のサンボマスター
01. ミラクルをキミとおこしたいんです
02. 生きたがり
03. 世界をかえさせておくれよ
04. 私をライブに連れてって
05. 光のロック
06. 時間をとめるラブソング
07. 自由なステップ
08. 歌声よおこれ
09. これっきり
10. ケイサツ来るまで踊りまくれ
11. 孤独とランデブー
12. 愛してる愛して欲しい
13. 世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
14. できっこないを やらなくちゃ
15. 可能性
(encore)
16. 人はそれを情熱と呼ぶ
17. ロックンロール イズ ノットデッド

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