Cocco、20周年の武道館2days開幕「私たちはもう大丈夫な気がする」

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Coccoの9年ぶりの日本武道館公演「Cocco20周年Special Live at日本武道館2Days」のうち、初日の「一の巻」が昨日開催された。

「一の巻」は、デビューから中期のプロデュースも務めたベースの根岸孝旨を筆頭に、同時期の活動を共にしたミュージシャンを中心としたメンバー構成。明日14日の「二の巻」は、近年から最新アルバム『アダンバレエ』のツアーを共にしたミュージシャンを中心としたメンバー構成となる。

デビュー曲“カウントダウン”で幕を開けた「一の巻」。“水鏡”、“けもの道”といった初期のシングル曲を続けざまに披露し、その後“Drive you crazy”が歌いだされると、意外な選曲に客席からは驚きの声があがった。

「こんばんは。Coccoです」というMCからメンバー紹介を始めようとして、急に思い立ったようにリレー形式での紹介を提案。まずCoccoが「“つよはか”(“強く儚い者たち”)のイントロ、あるでしょ? あれはね、良明くんです」と言って白井良明(Guitar)を紹介し、白井から向山テツ(Drums)、向山からは柴田俊文(Keyboards)、柴田は武藤祐生(Violin)を、そして武藤からは長田 進を(Guitar)、長田から根岸孝旨(Bass)へとメンバー紹介が続く。最後は初期曲のプロデューサーでもあった根岸が「みなさんも彼女の声に励まされてり泣いたりしたことがいっぱいあったと思います。私がその代表です。我らが歌姫、Cocco」と紹介した。

中盤から終盤にかけて、“Raining”、“しなやかな腕の祈り”、“陽の照りながら雨の降る”、そして“強く儚い者たち”、“樹海の糸”、“音速パンチ”、“Rainbow”、“焼け野が原”が披露された。

最後の曲を歌う前に、Coccoは「私たちはもう大丈夫な気がする。長くかかったけど、もう死んでもいいってところから、生きててよかったってとこまで、みんなよく来たね」、「愛してるってわかったから大丈夫だよ。愛って一番自由な気がします」と語った。全20曲を披露し、初日は幕を閉じた。

明日14日は、内容もバンドメンバーも変更となる「二の巻」が行われる。

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