「The Rock FM」のインタビューに答えたデイヴ・グロールとテイラー・ホーキンスが、2人の友人だったクリス・コーネルの死について語っている。
かつてのバンド・メイトであるカート・コバーンも自殺により亡くしているデイヴ・グロールは、「クリス・コーネルとかチェスターの話になると……そもそも、鬱病っていうのは病気だからね。誰しも何らかの形で経験していたりもするもので……誰かの病気については他人が語れる話ではないけど、こちら側として何が辛いかって、友だちを亡くした時なんだよね。友だちを亡くしてすぐに考えるのは、彼らの家族やバンド・メイトのことだよ。自殺による喪失を乗り越えるのは、本当に長い道のりだから」と語っている。
デイヴはクリス・コーネルについても「クリスは本当に良い奴だったんだ。世界一優しくて、ものすごく才能があって、多才な人だった。亡くなったと聞いた時、本当にショックだった。鬱病の問題には、もっと真剣に向き合っていく必要があるよ。話しづらい、何となく悪いイメージみたいなものが付いてしまっているのは本当に良くない」と話した。
また、テイラー・ホーキンスも「銀行の口座にいくら預金があるか、YouTubeで自分の曲が何回再生されたかなんてもはや関係ないんだ。自分自身の気持ちがちゃんとしてないと、そんなバカげたことはどんどん頭からすり抜けていっちゃうものなんだ」と発言している。
なお、デイヴ・グロールとクリス・コーネルは長年友人関係にあり、デイヴは2013年に発表されたサウンドガーデンの楽曲“By Crooked Steps”のミュージック・ビデオの監督を務めている。