乃木坂46が7月から敢行した「真夏の全国ツアー2017」のファイナル公演は、ここ東京ドームにて幕を下ろした。グループにとって初の東京ドームで開催されたライブには2日間で延べ10万人が集まったというが、正直、数字や規模は乃木坂46の魅力を語る上で特別重要なことじゃない。
彼女たちのライブは、乃木坂46を広める顔として活躍してきたメンバーが、どんな表情をしているのか? 選抜と隔てられながら「ライブ」という表現に居場所を求めたアンダーメンバーは、どんな気持ちで踊っているのか? 3期生は東京ドームという大きな空間で、一体どんな乃木坂46を体現しようとしたのか? そんな個人個人の想いとグループの6年間の軌跡を照らし合わせながら観た東京ドーム公演は、たくさんの笑顔と涙の蕾が開いた忘れられない時間となった。
ダブルアンコールも飛び出した約3時間弱のライブ、書くべきことが山ほどあるけど、詳細は後日レポートにて。(小田淳治)