今年もまた、5月21日・22日に「Mrs. TAIBAN LIVE 2024」が行われた。1日目が乃木坂46との2マン。2日目はimaseとキタニタツヤという気鋭のシンガーソングライターを迎えての三つ巴。情報解禁時のファンの驚きと歓喜は相当なものだったが、今年はなんと横浜アリーナでの開催というのも、ミセスのさらなる勢いを感じさせる。初日と2日目とで対バンの方向性がまるで違うというのも昨年同様だが、今年はさらにその色分けが明確で、おそらく両日で、ミセスのライブの見せ方も大きく変わるのではないか。そんな期待もあり、筆者が両日参加できたのは幸運だった。いずれも、それぞれに観客を取り合うようなバチバチな空気感というより、それぞれのファンが他のアーティストの魅力に触れ、さらに多彩な音楽に触れる場を作るというような、祝祭感に満ちた場所になりそうな予感がしていた。
その2日間、それぞれのライブの模様をレポートしていく。(以下、本誌記事に続く)
文=杉浦美恵 撮影=田中聖太郎写真事務所 / MASA、高田梓、山内洋枝、樋口隆宏、金谷龍之介
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年8月号より抜粋)
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