《アイシテルなんて/言葉にしたら安くなるだろ》という恋愛ソングの芯を食ったラインが鮮やかな“You”は、TikTokでのバズをきっかけに瞬く間にサブスクのバイラルチャートを駆け上がり、メロウなレゲエサウンドとともに一躍808の名前を世に知らしめた。しかし、どうやら彼を単に「レゲエの新星」と括ってしまうのは尚早。同曲が収められたEP『MAGIC HOUR』を聴くと、変態紳士クラブ・VIGORMANの参加した“No!!! feat. VIGORMAN”ではメロディックパンクやエモ系統のロックサウンドが展開され、他にも曲ごとにファンクやクラブミュージックが顔を覗かせるし、それらをちゃんと耳馴染みのよいポップスとして着地させている。また、YouTubeに公開されている動画では古今東西の名曲をカバー&マッシュアップし、そのエモーショナルな歌声を披露していたりと、その存在とスタイルが既存の枠に収まらないことは明白だ。今まさに地元・兵庫から全国区に駆けあがろうとしている若き才能の初インタビュー!
インタビュー=風間大洋 撮影=JUNYA "Thirdeye" S-STEADY
(『ROCKIN'ON JAPAN』2024年8月号より抜粋)
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2024.06.28 12:00